先進医療Bにおける自家骨髄単核球細胞を用いた下肢血管再生療法の新たな多施設共同臨床試験の開始

先進医療Bにおける自家骨髄単核球細胞を用いた下肢血管再生療法
の新たな多施設共同臨床試験の開始
~バージャー病の血管再生療法の提供に向けて~
 
京都府立医科大学附属病院 循環器内科 的場聖明らを中心に、名古屋大学医学部附属病院、広島大学病院、横浜市立大学附属病院、久留米大学医学部附属病院及び信州大学医学部附属病院の計6施設にて、「バージャー病に対する自家骨髄単核球細胞を用いた下肢血管再生療法」の臨床試験が先進医療Bとして開始されますのでお知らせします。
自家骨髄単核球細胞を用いた血管再生療法は多くの基礎実験を経て、約10年前より重症虚血肢に対し先進医療Aとして実施されてきました。本手法は、薬物治療や血行再建術等の従来の標準治療では、虚血症状の改善を認めない最重症の症例に対し、微小な末梢血流を新生させることにより、多くの重症虚血肢患者の肢切断が回避できています。特にバージャー病や膠原病に伴う血管炎などの非動脈硬化症例に対しては、より効果が顕著であり、本治療後10年間における大切断回避率は80%以上であると報告されています。また、長期の生存率については、従来の治療群と比べても生存率は改善しており、有害事象の発生は極めて少なく、安全性の面でも問題なく治療が施行されています。
今回、本治療のさらなる有効性を評価するため、先進医療Bとして「バージャー病に対する自家骨髄単核球細胞を用いた下肢血管再生療法」の多施設共同臨床試験の実施が、平成29年10月3日付けで厚生労働省より認可されました。京都府立医科大学附属病院は試験登録が開始されておりますが、他5施設においては、協力医療機関として特定認定再生医療等委員会にて承認されている段階であり、協力医療機関として厚生労働省へ申請し受理され次第(平成29年11月~12月頃の予定)、試験登録が可能になります。
今後は、自家骨髄単核球細胞を用いた血管再生療法の保険収載を目指していきます。
 
【研究グループ】
京都府立医科大学附属病院
循環器内科
教授
的場 聖明
 
 
助教
矢西 賢次
名古屋大学医学部附属病院
循環器内科
教授 
室原 豊明
広島大学病院
未来医療センター
センター長
東 幸仁
横浜市立大学大学院医学研究科
幹細胞免疫制御内科学
教授
中島 秀明
横浜市立大学附属病院
循環器内科
部長
石川 利之
久留米大学医学部附属病院
心臓・血管内科
教授
福本 義弘
信州大学医学部附属病院
循環器内科
講師
柴 祐司
 
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