【論文掲載】口腔ケアは認知機能の低下を防ぐ第一歩

口腔ケアは認知機能の低下を防ぐ第一歩
~4人に1人が保菌者のミュータンス菌と認知機能低下に関する研究論文の掲載~
 
 京都府立医科大学大学院医学研究科地域保健医療疫学助教渡邉功、准教授栗山長門らの研究による、コラーゲン結合能を持つミュータンス菌と認知機能の低下の関係性を明らかにし、本件に関する論文が2016年12月9日(木)に科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されましたのでお知らせします。
 これまでの研究で、う蝕(むし歯)の原因である特定のミュータンスレンサ球菌が、脳血管疾患のリスクとなる無症候性の脳内微小出血に関与していることを明らかにしてきましたが、今回、さらに一般住民において脳内微小出血の発生部位ごとの調査や認知機能に関するテスト等の横断研究にて検討したところ、コラーゲン結合能を持つミュータンス菌の保菌が認知能力の低下と強い関係性を示唆する結果となりました。
 このミュータンス菌は一般住民の4人に1人が保有している可能性があるため、今後は本研究に基づき、保菌者の認知機能の低下等の発症を防ぐための検討を進めていきます。
 
【研究代表者】
京都府立医科大学大学院医学研究科 地域保健医療疫学 助教  渡邉 功
                          准教授 栗山 長門
 
【論文名】
Oral Cnm-positive streptococcus mutans expressing collagen binding activity is a risk factor for cerebral microbleeds and cognitive impairment
[日本語:コラーゲン結合能を持つミュータンス菌(むし歯菌)が無症候性の脳内微小出血の発症と認知機能の低下に関与]
 
【掲出雑誌】
科学雑誌Scientific Reports [2016年12月9日(木)オンライン掲載]
 
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