【論文掲載】ヒトiPS細胞由来の神経堤細胞 スタートライン

ヒトiPS細胞由来の神経堤細胞 スタートライン
~神経堤細胞の未分化性の維持に関する研究論文の掲載~
 
 京都府立医科大学 視覚機能再生外科学 特任助教 佐藤 貴彦は、新たなヒトiPS細胞由来の神経堤細胞の未分化性を維持する試験管培養条件を確立しました。つきましては、本研究に関する論文が2017年1月20日(金)に科学雑誌『PLoS ONE』に掲載されますのでお知らせします。
 これまでの研究から『第四の胚葉』と呼ばれる神経堤細胞の分化誘導に際し、転写因子SOX10が鍵となることが明らかにされていたため、今回、新規ゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9を用いた遺伝子法を用いることにより、SOX10を指標としたヒトiPS由来神経堤幹細胞のより簡便かつ確実な培養手法を確立させました。
 SOX10を指標としたヒト神経堤細胞の研究は世界的にも類を見ないものであり、本研究成果による神経堤細胞の分化誘導から希少疾患の病態モデルの作成に繋げ、病態究明や創薬研究に発展させるとともに、今回確立した試験管培養法を用いて他細胞への応用研究も進めて行きます。
 
【論文名】
SOX10-Nano-lantern reporter human iPS cells; a versatile tool for neural crest research
[日本語:神経堤研究の為の多用途なSOX10-Nano-lantern発現ヒトiPS細胞]
 
【提出雑誌】
科学雑誌PLoS ONE [2017年1月20日(金)14時(米国時間)オンライン掲載]
 
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