【英科学誌「Nature Communications」掲載】 p53が老化に伴う心臓のミトコンドリア機能低下を促進させる

本学大学院循環器内科学的場聖明助教らは、遺伝子操作マウスを用いて心臓の細胞質中のがん抑制遺伝子であるp53が、傷害を受けたミトコンドリアのオートファジー(マイトファジー)を阻害して加齢によるミトコンドリア機能不全を促進させることを明らかにしましたので、お知らせします。
 
※英科学誌「Nature Communications」オンライン速報版に掲載されました。
 

【プレスリリースのポイント】

  • 老化した心臓では障害を受けたミトコンドリアの分解処理(マイトファジー)が抑制されるためにミトコンドリア機能不全を来していることを新たに見出した。
  • その分子機序として老化によって増加した細胞質のp53がマイトファジー誘導因子であるパーキンと結合し、ミトコンドリアへの移行を阻害することでマイトファジーを抑制していることを発見した。
  • 細胞質内p53を阻害し、マイトファジーを促す事により心臓老化による心不全を予防できる可能性がある。
 

 記者発表資料(8月5日)はこちら

 
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