カリキュラム概要

京都府立医科大学のカリキュラムについて

 医学科のキャンパスは、教養教育を学ぶ下鴨キャンパスと、専門教育を学ぶ河原町キャンパスの2つに分かれています。下鴨キャンパスは府立大学の敷地内に、河原町キャンパスと附属病院は鴨川べりに隣接し、一方は緑豊かな京都御所を臨むという京都市の中心部にあり、京都という都会の中でこれほど便利かつ環境に恵まれた地はほかにはありません。

 京都府立医科大学では、療病院開設以来、一貫して、幅広い教養と専門に必要な基礎教育と医学教育との連携が重視されてきました。平成26年度に導入された新カリキュラムにおいては、教養教育の講義と実習が第1学年の1年間、下鴨キャンパスで行われ、第2学年1学期から河原町キャンパスにおいて基礎医学教育が開始され、順次、社会医学、臨床医学の講義、実習が実施されていきます。
 京都府立医科大学の教育理念は、国際的にも通用する一流の医師・医学研究者を育てるということに尽きます。単なる医療を施す医師、研究者の育成ではなく、社会の指導者としての人材を輩出することが本学の使命であると考えています。

 1学年の定員が107名であるという特徴を生かして、教育にはきめ細やかな配慮がなされています。1学年では、早期体験実習として様々な医療・福祉施設見学を行い、医学・医療に対するモチベーションを高めるような医学準備教育に努めています。

また、新カリキュラムでは、英語教育を1年生から4年生までの間、継続して開講したり、モチベーションの高い高学年で医療倫理学や医療統計学等の教養科目を開講するなどの工夫を凝らしています。

 専門教育においては、従来の解剖学、生理学、内科学、外科学といった系統講義のほかに、総合講義を大幅に取り入れ、特定のテーマについて横断的な講義が用意されています。例えば、「遺伝子診断・治療」という科目では、内科、小児科、微生物学教室等、基礎と臨床の教員により総合的講義が行われ、教育効果をあげています。
 1999年(平成11年)の基礎医学学舎が完成後は、最先端の教育設備と研究機器を備えた建物で講義や実習を行っています。また、基礎医学分野の研究室において基礎研究を体験する研究配属プログラムもあります。
また、第4学年の秋には、臨床実習に進む前に共用試験であるCBT(computer based testing)とOSCE(objective structuredclinical examination)を実施しています。

 臨床実習については、新カリキュラム後は、従来の44週から72週へと大幅に増加しましたが、京都で最大規模を誇る附属病院だけでなく、大学の関係病院へも学外臨床実習の場として、学生を積極的に派遣しています。関係病院とは、大学と密接な関係にある総合的な病院で、実習を通して多くのプライマリ・ケア症例を学びます。
また、アメリカ合衆国のオクラホマ大学医学部や英国のリーズ大学での4週間の実習留学も可能となっています。第6学年の最後に卒業試験、そして医師国家試験があります。
 教養教育及び専門教育のいずれも各学年においてクラス担任制度をとっており、学業の悩み等についても緊密な指導体制を整備しています。

 最後に、本学では、医学生が卒業までに履修すべき医学・医療に対する姿勢や技能、知識について必須の医学教育内容が精選されているモデル・コア・カリキュラムを基本に、本学の教育理念や特質、特徴を生かした学体系(-logy)を基盤とした医科学教育とPBL(problem based learning)教育とのバランスに留意した独自のカリキュラムが作成されております。また、長い歴史と伝統に培われた貴重な資料・文献や豊富な基礎・臨床研究に裏打ちされた優れた医学教育環境の形成に努めています。
 
COPYRIGHT (C) 2012 KYOTO PREFECTURAL UNIVERSITY OF MEDICINE ALL RIGHTS RESERVED.