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概要

沿革

 京都府立医科大学は150年の歴史をもち、創立当初から京都府民の生命と健康を守るとともに、国際的に活躍する医療人の育成を目指してきた。看護教育は、明治22年に開始されてから130余年の歴史を持ち、京都府のみならず国内や国外に1万人以上の卒業生を送り出してきた。
 本学大学院教育課程では、京都府内で初めての看護系大学院として平成19年(2007年)に、保健看護研究科(修士課程)を設置した。また、平成23年(2011年)にはがん看護専門看護師(がんCNS)コースを開設し、平成29年(2017年)に高度実践看護師教育課程の認定を受け、38単位教育課程を展開している。修了生は臨床現場で専門看護師として活躍している。
 高度な専門性を持った看護師や医療関係者を育成するための教育指導者の養成と学術的研究の充実を図るために、平成26年度より保健看護研究科を保健看護学研究科(修士課程)に名称変更した。
臨床、地域包括ケアなど多様な分野で指導的に活躍できる高度専門職業人及び学際的な保健看護学の教育・研究者の育成を目的に、平成30年(2018年)に博士後期課程を設置し、併せて修士課程を博士前期課程に変更した。

 

I.保健看護学研究科 博士前期課程の概要

教育目的

 保健看護学研究科では、高齢化や京都府北部の医療問題や高度医療の享受のために、高度な看護実践能力と管理能力、社会に求められる保健看護学における研究の探究を特色とする。本研究科の教育・研究は、現代の多様な保健・医療のニーズに対応し、複雑化する疾病の予防と地域住民の健康増進に寄与することを目的としている。


 本課程では以下の能力を有した、社会に貢献できる人材を育成する。
 

  1. 高度な専門的知識と技術に裏づけられた看護実践能力を身につけ、保健看護学の発展に貢献する意欲のある人
  2. 豊かな人間性を備え、生命の尊厳を守る高い倫理観を持つ人
  3. 自らの研究成果を国内外に発信しようとする人
  4. 不断の自己研鑽ができる人
     

教育課程の概要

教育課程

 共通科目と専門科目から編成され、共通科目には専門科目を支える科目を配置している。専門科目には、保健看護学教育・研究者や、高度看護実践指導者(がん専門看護師を含む)となるための科目を設定し、学生がそれぞれの希望進路に合わせて選択できるように配慮した。
 

履修方法(CNSコース以外)

 学生は自らの目標が達成できるように、指導教員の助言を受けて履修計画を立て、以下のように30単位以上を修得しなければならない。
  1. 共通科目は、必修科目2科目及び選択科目2科目以上を履修し、計8単位以上修得する。
  2. 専門科目は、12単位以上、特別研究・演習・実習で計10単位以上を修得する。
 

履修方法(CNSコース)

 学生は自らの目標達成に向けて、指導教員の助言を受けて履修計画を立て、以下のように単位を修得する。
本学のがん看護専門看護師コースは、高度実践看護師教育課程 (38単位教育課程)として日本看護系大学協議会の認定を受けている。教育課程表の科目区分に応じ、必要単位を修得する。
 研究指導究指導は、各自の研究指導教員による指導を主とするが、研究内容によっては複数の教員による研究指導体制をとる。
 

修了要件(CNSコース以外)

(1) 修了年限
 修業年限は2年とする。但し、在学期間は4年を超えることができない。
(2) 修了要件 
 修了要件は、共通科目8単位以上、専門科目22単位以上を履修し、計30単位以上を修得し、必要な研究指導を      
受けた上、修士論文に係る審査及び試験に合格することが必要である。
(3)長期履修制度
 本学大学院における社会人の受け入れを進めるための条件整備の一環として長期履修制度を採用。
 

修了要件(CNSコース)

(1)修了年限
 修業年限は2年とする。但し、在学期間は4年を超えることができない。
(2)修了要件
 教育課程表の科目区分に応じた必要単位を修得する他、大学院必修科目を修得し、必要な研究指導を受けた上、  
特定の課題についての研究の成果の審査及び試験に合格することが必要である。

 

学位の授与

 本研究科の課程を修了した者に与える学位は、 保健看護学専攻 修士(保健看護学)  
Graduate School of Nursing for Health Care Science, Master of Nursing for Health Care Science
である。

 

II.保健看護学研究科 博士後期課程の概要

教育研究等の方針

 2018年(平成30年)開設の博士後期課程においては、「専攻分野について研究者として自立して研究活動を行うのに必要な高度の研究能力およびその基礎となる豊かな学識を養うものとする」ことを教育・研究上の目的としています。これを受け本課程では、従来からの医学研究科との連携をさらに強化することで、少子高齢社会など現代社会における医療問題の解決に向け、倫理性且つ論理性に裏付けられた質の高い保健や看護を提供するため、高度な研究能力と実践能力、教育能力の涵養を通じて、臨床、地域包括ケアなど多様な分野で指導的に活躍できる高度な専門職業人及び学際的展開を図りうる保健看護学の教育・研究者を養成します。
 

教育課程の概要

教育課程

 共通科目として「研究方法論特別講義」、「生命・医療倫理特別講義」、「統計方法論特別講義」の必修3科目、専門科目に選択科目である「基盤実践保健看護学特別講義」「広域実践保健看護学特別講義」並びに必修科目である「保健看護学特別演習」及び「特別研究」を配置することで、これらの学修を通じて、高邁な倫理観を身につけるとともに、専攻分野に関して自立した教育研究や実践活動を行うに必要な能力とその基礎となる豊かな学識を涵養する。
 

履修方法

 学生は自らの目標が達成できるように、指導教員の助言を受けて履修計画を立て、以下のように16単位以上を修得しなければならない。
 (1)履修科目と修得単位
    ア 共通科目は、必修科目3科目を履修し、計6単位を修得する。
    イ 専門科目は、選択科目で1科目2単位以上、必修科目である特別演習及び特別研究で計8単位、
     合計10単位以上を修得する。
 (2)研究指導
    研究指導は、各自の研究指導教員による指導を主とするが、研究内容によっては複数の教員による研究指
   導体制をとる。
 

修了要件

 (1)修業年限  
   修業年限は3年とする。但し、在学期間は6年を超えることができない。
 (2)修了要件
   修了要件は、共通科目6単位、専門科目10単位以上を履修し、計16単位以上を修得するとともに、
  必要な研究指導を受けた上、博士論文に係る審査及び試験に合格することが必要である。
 

学位の授与

 本研究科の課程を修了した者に与える学位は、 保健看護学専攻 博士(保健看護学)
Graduate School of Nursing for Health Care Science, Doctor of Nursing for Health Care Science
である。
 

〒602-8566. 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465

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